目で見るより広い画角、強烈なパースペクティブ、歪み、誇張、そして強調。広く写るということは、いろいろな要素が入ってくるということです。非現実的に遠近感が誇張されるので、絵になりやすいと勘違いしやすいのですが、難しいレンズですよ。ライカには、以前発売されていたシュナイダー製スーパーアンギュロン21mmという名レンズがあります。大きさ含め、外観(形状)が格好いいし、愛用していたというフランスの写真家Jeanloup・SIEFFの話もありオイラも3回ほど手に入れ、そしてまた手放したことがあります。そんな魅力(魔力?)を持っているレンズであっても、使い方は同じです。基本は、頭で考えているより1歩も2歩も前にでて、被写体に近づくこと、これが前提です。チャンスがあれば、Jeanloup・SIEFFの写真集を観てみてください。すばらしい写真ばかりですが、なかなかああいう風にはいきませんよ。また本人には、インタビュアーがいつも広角レンズについて聞いたようですが、「自分は決して広角レンズだけを使って写真を撮っているわけではない。」と答えていました。そりゃあ、そうだよね。レッテルを貼られるのはオイラだってイヤだもの。福岡市総合図書館にて
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