鉄のアーティスト寺田太郎氏が、2007年末、心ない飲酒運転者による交通事故で彼岸に渡っていた。20年以上前になるだろうか、九州派、寺田健一郎画伯の長男で、六本松の自宅に訪ね、彼が創った燭台の写真を撮ったことがある。こちらの要望だけで時間を作っていただいたのだが、私より若く、とても大らかな方だった。あるブログにより彼の訃報を知った。人生の中の2時間を共有しただけだが、彼の笑顔、フィルターを着けたレンズを通した自分の作品をファインダー越しに覗き、驚く姿など仔細に覚えている。心からご冥福をお祈りする。
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