M-LEICA*note

*ラティチュード

NikonF2+Macro-Nikko55mm f2.8絞りf5.6

コダクロームのラティチュードは広いと言える。

Nikon

各フィルム特性の一つであるラティチュードというのは、写真像として再現できる露光の範囲、露出の寛容度である。色再現に忠実なエクタクローム系とは違いコダクロームはある種、アマチュアでも扱いやすいフィルムと云われていた。実際、露出アンダー側に強く、独特のコクがでるように露出をできるだけ切りつめ撮影していた。ネガは少しオーバーの方が結果がよく、リバーサル（ポジ）はアンダー目にというのが当時のセオリーだった。今は、飛んでしまったような微かな色合いが残っている写真や強烈に彩度を高く表現しているものがあるけれど、モノクロからカラーに変わる時期としてはそんな選択肢はほとんどなかったですね。

*色の貿易

NikonF2+Macro-Nikko55mm f2.8絞りf5.6

卒業制作「COLOR TRADING」は色の貿易（輸入）という意味で、

Nikon

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30年前の初めての海外。LAロサンジェルスにある建物やサインのの色使いに驚いた。日本には輸出できないペンキ塗料があると聞いたし舐めると胃の底まで風が吹き抜けるミントも日本ではイリーガルだった。

ちょいと前までは、アイビーやトラッドといったアメリカ東部のファッションが流行っていたが、

ある種ルーズでHAPPYな西海岸ブームを日本で巻き起こしたのはサーファーたちだった。

できたての雑誌「ポパイ」もサーファー文化をどんどん紹介していた、そんな時代でした。

日本では観たことがないような色の使い方をテーマにコダクロームでどんどん撮っていった「カラー・トレーディング」ですが、後数日ここにエントリーしますのでよろしく。

*CS2

NikonF2+Nikkor20mm f3.5絞りf5.6

フォトショップCS2でちょいと色調をいじってみました。

Nikon

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今気分の空色にしてみました。色調をあつかうにはいろいろな方法があるけれど、分かりやすいのはチャンネルミキサーを使うか、調整レイヤーでベタ塗りをチョイスし色を被せ％を指定するやり方とがある。今回はほんの少しいじるだけなのでチャンネルミキサーとカラーの適用で調整しました。どちらにしても、オリジナルをいじり過ぎるのは好みに合わないですね。

*サンタモニカ

NikonF2+Nikkor20mm f3.5絞りf5.6

ベニスビーチから北にちょいと行くとサンタモニカですね。

Nikon

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30年前のサンタモニカは、若者が集まるベニスビーチとは違い、仕事をリタイアした人たちが多く住んでいる安全な街でした。ビーチのピア（桟橋）には小さなメリーゴーランドがあり、子供連れも多かった。きれいな夕日を観ながらのんびりできる地区でしたよ。ところが数年前でかけてみると、浮浪者が多くUCLAのあるウエストウッドも治安が悪かった。現在、少しは改善されているらしいけど、夕方以降、散歩なんていうのは避けた方が良いようですね。

*ネオンサイン

NikonF2+Nikkor20mm f3.5絞りf5.6

LAのビルボード他サインの多さに驚きました。

Nikon

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単純なサインばかりでなく、ADの要素を突き抜け素晴らしいネオンアートと呼んでいいようなものまである。そう、アート作品として成立するよね。

サイン写真はもっといっぱい撮影したけど、ココではコダクロームの威力を語っているのでこのくらいにしておきます。ホントに30年前に撮ったとは思えないほど、退色感はありませんね。コダクロームにはあらためて驚かされます。

*チバ・クローム

NikonF2+Macro-Nikko55mm f2.8絞りf4.0

研究室で新製品のチバ・クロームを使い自家プリントした。

Nikon

チバ・クロームとは30年前の当時珍しかった素晴らしい光沢感を兼ね備えた発色の良いポジ・ポジプリント用紙。そのチバ・クロームを使い自家製プリント（カラー）で卒業制作を創ったのは、ボクとG氏だけだった。暗室の中で過ごした2週間、共にやりとりしながら思い通りのプリントに近づけることができるようになった。その後、写真家となったG氏（東京在）とは縁が繋がり上京した時、一緒に酒を飲む。チバ・クロームが取り持った縁というわけですね。

*ベニスビーチ

NikonF2+Macro-Nikko55mm f2.8絞りf8.0

今日明日と別府にある評判が良い「うみたまご」にでかけます。

ということで、先行エントリーします。

Nikon

　LAロサンジェルスは、内陸に入るほど気温が高くなる。ベニスビーチやサンタモニカ、マリブなど西海岸沿いは寒流が流れているので昼は暑くても夕方になるとさーっと涼しくなり、夏でもブルゾンを着ている人が多い。体温調節や体感温度の違いなのか、毛皮を纏っている女性のヨコをTシャツ1枚の人もいてとても面白い。夕方の光を浴びたカラフルな建物は、被写体としてとても魅力的。コダクロームは光が豊富なときはコッテリとした色調になりますね。日陰では青味がかったりするけどね。

そういえば「Color of the Wind」という心地よい言葉もありました。

*フォルクスワーゲン

NikonF2+Nikkor20mm f3.5絞りf8.0

学生時代ビートルではなくフォルクスワーゲンType3に乗っていた。社会人となっても10年近くビートル数台乗り継いだ。それくらい水平対向エンジンの乾いた音が好きだった。当時、Scatというガレージがあり、LAのバハキットなどが用意され、いろいろと手を加えチューンアップしていた。懐かしいなあ。ボディはオリジナルのまま「羊の皮を被ったオオカミ」のような走りだった。LA（ロサンジェルス）でも当時ビートルをたくさん見かけた。カリフォルニアでは車検なんてなかったので、みんな思い思いの改造をしていたよね。

Nikon

数あるFM局からはイーグルスの「new kid in town」やライ・クーダー、ボズ・スキャッグス、ジェームス・テイラー、マイケル・フランクスなどの曲が流れ、日本でも大きくブレイクし、気分は西海岸だった。それにしても30年前のコダクロームで撮ったポジをスキャンしていて、驚くほどまったく色褪せていないので、遠い記憶を蘇らせてくれますよ。

*30年前のコダクローム

NikonF2+Nikkor20mm f3.5絞りf8.0

学生時代、卒業制作のため70代後半のカリフォルニアにでかけた。初めての海外。当時はNikonF2ボディと20mm、55mmマクロレンズしか持っていなかった。UCLA大学院に通っていた親友の環境設計家K氏のアパートに居候し、コダクロームでLAを撮影した。

Nikon

　

当時アメリカでは、現像代込みのコダクロームを格安パックで売っていてそれを利用し、ドルがまだ250円近くしたけど、毎日が楽しく目新しくて、

初めて観る色をテーマにあちこちでかけ撮影した。

卒業制作「Color Trading」はその時の写真でまとめ、大学に提出しました。

学生時代の写真なんて、ある種恥ずかしさを伴うけど、コダクロームの美しさ、保存性の良さを魅せるため10日間ほど続けてエントリーするので、お付き合いくださいね。

*山の魅力

LeicaM4+Tele-Elmarit-M 90mm f2.8/2nd-generation絞りf4.0

海男からみた山の魅力はどうなの？

海が嫌いで、山が嫌いで、街が嫌いだったら、勝ってにしやがれ！ 海男で海が大好き。でも山男たちが語る山の魅力はどんなものなのか？という好奇心もあって初心者でも参加できるヒマラヤ・トレッキング に参加した。 エベレストビューホテルで観たエベレスト、ヒマラヤ連峰の雄大さ、 美しさにはとても感動した。それまでのきつい道行きも忘れるほどね。 達成感、到達感の後、味合うこのご褒美というのがとてもよく解った。 それでは、山男になれるかというとそうはいかないのです。 まず、山で水は貴重品。お風呂に入れないのだ。高地に住んでいるシェルパくんに聞くと、お風呂に入るのは生まれたときと結婚した時、後は、死んだときの生涯3回くらいしかないらしい。もちろん身体を拭 くくらいのことは日常しているだろうけど、肌の黒さを見ると清潔感はあまり感じない。服もほとんど替えることはないらしい。 海に包まれる浮遊感が好きで水と戯れるコトが歓びという海男にとって、ヒマラヤトレッキングは環境が激し過ぎると思います。 両刀使いというのは難しいものですね。山男の方がこのコメントを読まれたら、笑われてしまいそうです。