金 基哲(キムキチョル)氏の作品は、ご自身のようにもの静かで
ゆっくりとした時間が流れていくような焼き物。
長い間眺めていても飽きることはない。
キムさんのご自宅は、ソウルからそう遠くない広州にある。
広いお庭にはお花があちこちに咲いていて、「家はボロ小屋(そんなことはなく、ステキなお住まいでした)でも、庭が少し広かったら、思いっきり花を植えてそれを育てるのが、私の最大の希望であった」というキムさん。彼の創った器を持ち出しお庭で撮影したが、その間にも近くで土をいじりながら柔らかな表情でこちらの動作を眺めている。撮影後、「娘も写真家で、今パリに住んでいます」とお嬢さんの写真を見せてくれました。そこには、父親譲りの柔らかな表情をした女性が写っていましたよ。
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