パノニカ男爵夫人は、あのロスチャイルド家の娘でした。パリでジャズに触れニューヨークへ移り、特にビ・バップの創始者と云えるチャーリー・パーカーやセロニアス・モンクと親交を深め、後に2人を看取ることになるのですが、人種差別が歴然とあった時代にジャズミュージシャンたちをサポートしました。応えるようにミュージシャンたちは「ニカ」という愛称で呼び、彼女に捧げた曲をたくさん残しています。彼女が住んでいた5番街のホテル・スタンホープ・スイートルームに置いてあるグランドピアノで練習しているモンクの映像を見たことがありますよ。パトロンの存在。素晴らしいコトですね。
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